【レビュー】1万円台高見えタブレット!Xiaomi Redmi Pad SE 8.7 4G|快適な使い方と選んだ理由

今回は、最近購入したXiaomiのタブレット「Redmi Pad SE 8.7 4G」について、使ってみた感想をお伝えしたいと思います。

今まで電子書籍リーダーとしてKindle Paperwhite(第7世代)を使っていたのですが、容量が足りなくなってきたのと、バッテリーの持ちが悪くなってきたのが気になっていました。そこで、新しい端末を探していた中で、この「Redmi Pad SE 8.7 4G」に出会いました。

Xiaomi Redmi Pad SE 8.7 4G パッケージ画像

 

 

なぜこのタブレットを選んだの?Kindleからの乗り換えやFire HDと比較して

新しいタブレットを探し始めたとき、最初に候補に挙がったのがこの「Redmi Pad SE 8.7」。発売当初から気になっていたのですが、その時は見送っていました。

今回、4月中旬に開催されたAmazonのセールで安くなっていたので、改めて検討し購入を決めました。

同じくらいの価格帯だとAmazonのFire HDシリーズもありますよね。以前Fire 7を使ったことがあるのですが、Google Playストアを自分で入れる必要があったり、入れても思ったような動作ではなかったり…という経験から、今回は選択肢から外しました。その点、「Redmi Pad SE 8.7 4G」は最初からAndroidOSでGoogle Playストアも使えますし、安心感がありました。

そして、今回購入したのは、Wi-Fiモデルではなく「セルラーモデル」です!余っているSIMがあったのを活用したかったのと、セルラーモデルにはGPSが搭載されているので、カーナビ代わりにもなるかなと思ったのが大きな決め手でした。本体容量も、SDカードで増やせるとはいえ、64GBと128GBで千円しか差がなかったので、迷わず128GBモデルを選びました。

 

開封&第一印象:1万円台とは思えない高見え感!

「Redmi Pad SE 8.7 4G」同梱品。SIMピン / USBケーブル / ACアダプタ / クイックガイドと標準的な内容。

「Redmi Pad SE 8.7 4G」同梱品。SIMピン / USBケーブル / ACアダプタ / クイックガイドと標準的な内容。

パッケージ内容は、タブレット本体の他に、ACアダプター、USB Type-Cケーブル、SIMピン、そしてクイックスタートガイドが入っていました。必要なものが一通り揃っているので、すぐに使い始められますね。

箱を開けて、まず驚いたのが本体の質感です。「本当に1万円台で買えるタブレット!?」と思うくらい、パッと見の高級感があります。

裏側はエンボス加工がしてあるので、指紋がベタベタつきにくいのも嬉しいポイントです。(光の加減によっては見えやすくなりますが)。本体自体も結構かっちりしていて、安っぽさは感じませんでした。

 

実際に使ってみた!良いところ・気になったところ

意外と快適!でも得意不得意はあるかも

このタブレットに搭載されているプロセッサは、正直に言うとあまり高性能なものではありません。なので、使う前は「もっさりするのかな?」と少し心配していました。

でも、実際に使ってみると、私の使い方だと意外と快適でした!特に、電子書籍アプリで本を読んだり、NetflixやYouTubeといった動画配信サービスを見たりする分には、もたつきを感じることなくスムーズに操作・閲覧ができます。

ただ、たくさんのアプリを同時に開いて切り替えたり、アプリを立ち上げた直後などは、さすがに高性能タブレットのような「キビキビ」とした動作ではないかな、と感じる場面もあります。

 

画面の見え方:発色◎、解像度は用途次第

画面の発色も良く、動画を見たり電子書籍を読んだりするにはとても見やすいディスプレイだと感じました。

一方で、画面の解像度は1340 x 800と、最近のタブレットとしては正直あまり高くありません。ウェブサイトを閲覧する時や、電子書籍で細かいルビなどが振ってある小説などを読むときは、少し気になる人もいるかもしれません。

ただ、個人的にはこの「高すぎない解像度」が、搭載されているプロセッサの性能でも比較的快適に動かせる要因になっているんじゃないか?とも思っています。解像度が低い分、描画の負荷が軽くなってスムーズな動作に繋がっているとしたら、これはこれでメリットですよね。それに、価格を抑えるためにも役立っているだろうと感じました。

 

スピーカー:音質も悪くない!Dolby Atmos対応

内蔵スピーカーの音質も、この価格帯としては悪くないと思います。公式HPにも書いてある通り、Dolby Atmos®対応のステレオスピーカーなので、動画を見ている時などにサラウンド感があって聞きやすいです。

 

4G機能とGPS:セルラーモデルの利点

まだ屋外に持ち出して4Gの電波状況などを試せていませんが、セルラーモデルを選んだ一番の理由であるGPS搭載は、将来的にカーナビ代わりに使うなど、活用の幅を広げてくれると期待しています。Wi-FiモデルにはGPSがないので、この点はセルラーモデルの大きなメリットだと思います。

 

最大90Hzのリフレッシュレートは…?

公式HPでは「最大90Hzのリフレッシュレート」が売りの一つとして紹介されていますが、正直なところあまりその恩恵は感じていません。公式HPにも「※画面は最大90Hzのリフレッシュレートに対応していますが、アプリによって異なります。」と記載されているように、プリインストールされている一部のアプリ以外では、90Hzでの表示になっていないのかもしれません。ここは過度に期待しすぎなくて良い点かなと思います。

 

知っておきたい設定&快適に使うコツ!

メモリ拡張は必須級!

このタブレットには「メモリ拡張」という機能があります。ストレージの一部を仮想的なメモリとして使う機能で、初期設定では2GBに設定されていました。

実は、試しにこのメモリ拡張設定を「なし」にしてみたことがあるのですが、その状態で電源を入れ直したら、立ち上がり直後から動作が全然違いました!ドロワーのアプリアイコンが表示される速度が遅くなったり、アプリを起動しようとすると一度画面が固まってしまったり…。正直、まともに操作できないレベルでした。

なので、このRedmi Pad SE 8.7 4Gを快適に使いたいなら、メモリ拡張はON(少なくとも初期設定の2GB)にしておくのが必須だと感じました!

 

特定のアプリを常にバックグラウンドで動かしたいなら設定変更が必要!

「セキュリティ」アプリを起動 → 右上のナットマーク(設定)をタップ → 開いた設定内の「スピードブースト」をタップ → 「アプリをロック」をタップ → 常駐させたいアプリ(AdGuardなど)のトグルをオン

「セキュリティ」アプリを起動 → 右上のナットマーク(設定)をタップ → 開いた設定内の「スピードブースト」をタップ → 「アプリをロック」をタップ → 常駐させたいアプリ(AdGuardなど)のトグルをオン

AdGuardのような、常にバックグラウンドで動いていてほしいアプリを使いたい場合、ちょっとした設定変更が必要です。OSのアプリ設定にある「自動起動」や「バッテリーセーバー」の変更だけでなく、Xiaomi独自の「セキュリティ」というアプリの設定も変更しないと、アプリがバックグラウンドでタスクキルされて常駐してくれません。

設定方法は、「セキュリティ」アプリを起動 右上のナットマーク(設定)をタップ → 開いた設定内の「スピードブースト」をタップ「アプリをロック」をタップ常駐させたいアプリ(AdGuardなど)のトグルをオンにする、という手順です。

この「アプリをロック」機能は、AdGuardだけでなく、音楽プレイヤーやタスク管理アプリなど、他の常にバックグラウンドで動かしておきたいアプリにも有効です。

これらの設定変更によって、バッテリーの持ちにどれくらい影響があるかはまだハッキリとは分かりませんが、個人的には普段使いの快適さが優先なので、この設定はとても役立つと感じています。

 

どんな人におすすめ?

  • 電子書籍や動画視聴がメインの方:画面が見やすく、これらのコンテンツをストレスなく楽しめます。
  • 手軽に使えるサブのAndroidタブレットを探している方:メイン端末のサブとして、ベッドサイドやキッチンなど、色々な場所で気軽に使うのにぴったりです。
  • 価格を抑えつつ、ある程度の快適さを求める方:高性能ではありませんが、用途を絞れば価格以上の満足感を得られる可能性が高いです。
  • Wi-Fi環境がない場所でもネットを使いたい方(セルラーモデル):SIMカードを挿せば、どこでもネットに繋がります。
  • カーナビ代わりにタブレットを使いたい方(セルラーモデル):GPS搭載なので、オフラインマップなどを使えばナビとしても活躍しそうです。

 

最後に

Xiaomi Redmi Pad SE 8.7 4Gは、1万円台という手頃な価格ながら、高見えするデザインと、電子書籍や動画視聴といった日常使いで十分な快適さを持つタブレットだと感じました。

高性能を求める方や、たくさんのアプリを同時にバリバリ使いたい方には少し物足りないかもしれませんが、用途を絞れば価格以上の満足度を与えてくれる端末です。

特に、Kindleからの買い替えでAndroidタブレットに挑戦してみたい方や、手軽に使えるサブのタブレットを探している方には、ぜひ候補に入れてみてほしいですね。メモリ拡張やアプリ常駐の設定など、ちょっとしたコツを知っておけば、さらに快適に使うことができますよ!